膀胱癌診療ガイドライン

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ISBNコード:978-4-87151-357-9

発行年月日:2009年4月30日

サイズ・頁数:B5判・90頁


[目次]
I.疫学・診断
  1. はじめに
    1. 罹患率・死亡率
    2. 危険因子
      (1)喫煙
      (2)職業性発癌物質への暴露
      (3)膀胱発癌に影響しうるその他の医学的要因
    3. 膀胱癌の診断
      (1)症状
      (2)初期診断
      (3)病期診断
  1. CQ1:膀胱癌の一次予防は可能か?
    CQ2:喫煙と膀胱発癌は関係があるか?
    CQ3:膀胱癌のスクリーニングに有用な尿中マーカーはあるか?
    CQ4:膀胱癌の(病期)診断に有用な画像検査はなにか?
II.筋層非浸潤性膀胱癌の治療
  1. 総論
    1. 筋層非浸潤性膀胱癌の深達度と異型度分類
    2. 筋層非浸潤性膀胱癌のリスク分類と治療指針
  1. CQ1:TURBT はどこまで切除するのがよいか?
    CQ2:TURBT 時に前立腺部尿道を含めたランダム生検は推奨されるか?
    CQ3:筋層非浸潤性膀胱癌に対して2nd TURBT(re-TURBT)は推奨されるか?
    CQ4:初期治療後の推奨されるfollow-up プロトコールはあるのか?
    CQ5:TURBT 後に膀胱内に所見がなく尿細胞診陽性が持続した場合,
            どのような追加検査が推奨されるか?
    CQ6:低リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対して抗癌剤即時単回注入は推奨されるか?
    CQ7:中リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対して抗癌剤維持投与は推奨されるか?
    CQ8:高リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対するBCG の推奨される注入レジメはあるのか?
    CQ9:高リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対してBCG 維持注入療法は推奨されるか?
    CQ10:低・中リスク筋層非浸潤性膀胱癌再発例に対してどんな治療が推奨されるか?
    CQ11:高リスク筋層非浸潤性膀胱癌再発例に対して2nd line BCG 注入療法は推奨されるか?
    CQ12:高リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術の推奨されるタイミングはあるのか?
III.CIS の治療
  1. CQ1:CISに対するBCGの推奨されるレジメはあるのか?
    CQ2:CISに対するBCG維持注入療法は推奨されるか?
    CQ3:CISに対するBCG注入抵抗例あるいは再発例に対する
            2nd line BCG注入療法は推奨されるか?
    CQ4:CISに対する膀胱全摘除術の推奨されるタイミングはあるのか?
IV.Stage II(T2a,bNOMO)および Stage III(T3a,bNOMO)の診断と治療
  1. 総論
  1. CQ1:臨床病期T 診断の適切な方法は?
    CQ2:リンパ節転移あるいは遠隔転移を検出する最良の検査方法は?
    CQ3:Stage II,Stage IIIに対する膀胱全摘除術後の経過観察方法は?
            画像診断はどのくらいの頻度で必要か?
    CQ4:Stage II,Stage IIIに対する標準治療は何か?
    CQ5:根治手術と姑息的手術(TURBT 単独あるいは膀胱部分切除単独)の治療効果の比較は?
    CQ6:膀胱温存治療の適応症例は?
    CQ7:膀胱温存に用いられる治療と治療成績は?
    CQ8:根治的膀胱摘除術+リンパ節郭清術による治療成績は?
    CQ9:術後再発の危険因子は何か?
    CQ10:根治手術後の再発の様式は?
    CQ11:尿道摘除の適応症例は?
    CQ12:根治手術における神経温存の適応症例と機能的結果は?
    CQ13:各種尿路変向あるいは尿路再建の適応は?
    CQ14:自排尿型尿路再建の利点と問題点は?
    CQ15:周術期化学療法の利点と欠点は?
    CQ16:根治手術+尿路変向に伴う合併症は?
    CQ17:高齢者に対する根治手術は可能か?
V.Stage IV(T4bN0M0,anyTN1-3M0,anyT anyNM1)の診断と治療
  1. 総論
    1. Stage IVの診断と治療
    2. 治療抵抗性の進行膀胱癌に対する症状緩和
  1. CQ1:Stage IV膀胱癌に対する膀胱全摘除術や転移病巣に対する手術療法の適応はあるか?
    CQ2:進行膀胱癌に対する尿路変向術の適応はあるか?
VI.全身化学療法
  1. 総論
    1. M-VAC 化学療法の適応,レジメ,治療効果,有害事象
    2. GC 化学療法の適応,レジメ,治療効果,有害事象
    3. neoadjuvant, adjuvant 化学療法の定義,意義,治療効果
  1. CQ1:転移性,再発性膀胱癌に対して,M-VAC 療法とGC 療法はどちらが有用か?
    CQ2:新規薬剤による化学療法にはどのようなものがあるのか?
    CQ3:心,肺,腎機能に問題があるときの化学療法は?
    CQ4:再発,転移症例の予後と予後因子は?」
VII.放射線療
  1. CQ1:膀胱癌の治療における放射線治療の位置づけは?
    CQ2:Stage II,IIIにおいて放射線治療と化学療法の併用の至適なタイミングと効果は?
    CQ3:Stage II,IIIの膀胱温存療法を目的とした放射線治療の適応,至適線量および分割方法は?
    CQ4:Stage II,IIIの根治的放射線治療の適応,至適線量,線量分割および成績は?
    CQ5:緩和療法において放射線治療が有効な場合は?
    CQ6:骨転移に対する放射線治療の適応,線量および効果は?