日本急性血液浄化学会標準マニュアル(改訂第2版)

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編著:日本急性血液浄化学会

ISBNコード:978-4-86517-468-7

発行年月日:2022年5月30日

サイズ・頁数:A4判・500頁


[商品説明]『日本急性血液浄化学会標準マニュアル』の改訂第2版!
初版が発刊されてから9年が経過し、今回新たに38項目が追加され、小児の項目をⅤ章として独立させ、全面改訂を行いました。
一方で当初の標準マニュアルの目的である、「現時点で実際に行われている急性血液浄化法の施行方法をできるだけ具体的・客観的に記載し、本書を読めば初心者でも安全に実施できるように、できるだけ平易に解説すること」に関しては継承されています。

[目次]

Ⅰ.急性血液浄化総論
  1. 急性血液浄化法の歴史
  2. 急性血液浄化の原理
  3. 急性血液浄化の目的
  4. 用語の定義
  5. 施設と安全管理
    1. 1)ICU
    2. 2)透析室
    3. 3)一般病床
Ⅱ.急性血液浄化の種類
  1. 血液濾過/血液濾過透析
  2. 持続的血液濾過(CHF)/持続的血液濾過透析(CHDF)/持続的血液透析(CHD)
  3. 血液吸着療法
  4. 血漿交換
  5. PDF(plasma filtration with dialysis)
  6. SePE(選択的血漿交換)
  7. SLEDD
  8. On-line-CHDF
  9. High flow/High volume (C)HDF
  10. ECMO 並列 CHDF/CHF
Ⅲ.施行の実際
  1. バスキュラーアクセス
  2. 抗凝固薬
  3. 持続緩徐式血液濾過膜の種類と特性
  4. 血液濾過膜の評価指標―限外濾過,篩係数,クリアランス―
  5. 補充液と透析液
  6. On-line CHDF 施行時の水質基準
  7. コンソール
    1. 1)多用途個人用透析装置(透析,濾過透析装置)
    2. 2)持続的血液浄化装置:CHD,CHF,CHDF モード
    3. 3)多用途コンソール PE アフェレシスモード
  8. 条件と効率
  9. 施行中の監視とアラーム
  10. 急性血液浄化を受ける患者の看護
  11. トラブル対応と予防策
  12. 栄養管理・電解質管理
  13. 薬物動態
  14. 急性血液浄化療法の保険適応
Ⅳ.適応病態別施行法
  1. 急性腎障害
  2. 敗血症性ショック
  3. 代謝性アシドーシス,高カリウム血症
  4. 急性肝不全・劇症肝炎
  5. 重症急性膵炎
  6. 急性呼吸不全
  7. 溢水(うっ血性心不全・心原性肺水腫・高血圧性脳症・大量輸液蘇生後)
  8. 外傷性多臓器障害
  9. 血球貪食症候群
  10. マクロファージ活性化症候群(成人スティル病など)
  11. 腫瘍崩壊症候群
  12. TMA(HUS/TTP/aHUS)
  13. TEN
  14. 高ミオグロビン血症(横紋筋融解症)
  15. 高 light chain 血症(多発性骨髄腫)
  16. 造影剤使用後の AKI 患者
  17. 急性中毒に対する血液浄化法
Ⅴ.小児に対する急性血液浄化
  1. 総論
    1. 1)小児急性血液浄化の歴史
    2. 2)小児急性血液浄化の疫学
    3. 3)小児の特性
  2. 施行の実際
    1. 1)小児のバスキュラーアクセス
    2. 2)抗凝固薬
    3. 3)血液浄化膜
    4. 4)補充液と透析液
    5. 5)コンソールと回路
    6. 6)プライミング
    7. 7)施行中の管理方法(体温管理,電解質管理,回路交換など)
    8. 8)腹膜透析
  3. 病態別施行法
    1. 1)急性腎不全
    2. 2)敗血症/多臓器不全
    3. 3)先天性心疾患術後
    4. 4)ECMO 併用 CBP
    5. 5)急性肝不全
    6. 6)先天代謝異常症
    7. 7)川崎病,ネフローゼ症候群,全身性エリテマトーデス,ANCA 関連血管炎
    8. 7(補))小児自己免疫疾患に対する急性血液浄化の実際
Ⅵ.急性血液浄化のエビデンス
  1. IRRT と CRRT
  2. 血液浄化量
  3. 開始と中止
  4. 敗血症に対する血液濾過
  5. エンドトキシン吸着療法
Ⅶ.急性血液浄化の今後の展望
  1. 急性血液浄化の今後の展望