よくわかる低身長児の診療ガイド 成長障害の診察室から(第3版)

¥2,200
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著者:羽二生邦彦

ISBNコード:978-4-86517-163-1

発行年月日:2016年3月30日

サイズ・頁数:A5判・140頁


[商品説明]11年ぶりの改訂第3版!
低身長治療にまつわる医療トピックスを交え、
診断の目安と治療法、その効果について解説します。

[目次]
はじめに

第1章 私の診療室を訪れる患者さん
年々低くなる受診年齢
どのような症状の子供が多いのか
低身長の見分け方
・成長曲線で何がわかるか
保護者の不安の要因を除くには
成長ホルモン治療とは
成長ホルモンの副作用
第2章 診察と検査,治療に至るプロセス
両親に確認すること
特有な症状をチェック
骨年齢の判定
尿検査と血液検査によるスクリーニング
骨年齢で何がわかるか
第3章 背が伸びるメカニズムを知ろう
成長の標準的パターンを知っておこう
乳幼児の成長には栄養摂取が大切
子供の成長のカギを握る「成長ホルモン」
成長に不可欠な甲状腺ホルモン
思春期のスパートは性ホルモンの働き
二次性徴と治療時期の関係
おくての子と早熟な子
成長におけるタンパク質(アミノ酸)の意義
成長に関与するその他の因子
第4章 成長ホルモンはどこで作られ,どのように作用するか?
脳下垂体と成長ホルモン
成長ホルモンの分泌調節機構
成長ホルモンはどのように作用するか
成長ホルモンの骨の成長板への作用
成長ホルモンの生理作用
第5章 低身長の原因
低身長の原因
成長ホルモン分泌不全性低身長症
・成長ホルモン分泌不全性低身長症の特徴
・器質的な原因による成長ホルモン分泌不全性低身長症
・遺伝子異常による成長ホルモン欠損症
・近親結婚による遺伝子異常の影響
ターナー症候群
・二次性徴をもたらす女性ホルモン治療
軟骨無形成症(軟骨低形成症)
・軟骨無形成症の特徴
思春期早発症
クッシング症候群による低身長
甲状腺機能低下症による低身長
愛情遮断性低身長症
ラローン型低身長症
プラダー・ウィリ症候群
SGA性低身長症
第6章 検査と治療の基準
成長ホルモンの分泌状態を調べる検査法
成長ホルモンの負荷試験
24時間および夜間の成長ホルモン分泌
成長ホルモン治療の開始
小児慢性特定疾病の適応基準
・開始基準
・継続基準
・小児慢性特定疾病の治療終了基準
第7章 成長障害の治療法とその効果
成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療
・成長ホルモン治療による“追いつき成長”
・症例でみる治療効果の実際
・最終身長を決めるファクター
ターナー症候群の治療
・ターナー症候群の成長要因
軟骨無形成症の成長ホルモン治療
・軟骨無形成症の脚延長術
・表情が明るい術後の子供たち
思春期早発症の治療
クッシング病における低身長の治療
甲状腺機能低下症における低身長の治療
愛情遮断性低身長症の治療
ラローン型低身長症の治療
プラダー・ウィリ症候群の成長ホルモン治療
SGA性低身長症の治療
第8章 成長ホルモン治療の実際
成長ホルモン治療は家族や本人が行なう
・注射器の種類
・注射する部位
・注射する時間
・注射する薬の量
・続けて注射する方が効果が高い
新しい成長ホルモン製剤
成長ホルモン以外の成長促進療法
・正常低身長児のクロニジン療法
・ゆっくり背を伸ばす生理的治療法
第9章 間違った「低身長医療」に出合わないために
専門医の診断を受けることの意味
高身長信仰を捨てる
大切な子供の心のケア

コラム①成長ホルモンとIGF-Ⅰ
コラム②“大人の骨”になると,背の伸びもストップ
コラム③成長ホルモン単独欠損症typeIA
コラム④ステロイドホルモンによる成長障害
コラム⑤負荷試験による成長ホルモン分泌促進のメカニズム
コラム⑥低身長治療のための未来の成長ホルモン分泌刺激剤
参考・引用文献
参考データ
おわりに